神聖幾何学を学ぶ理由

神の数

ここから注目する神の数とは、つまり、なんらの値で表すことのできない数、例えば無理数などを指す。ところが、このような数は、図形という形態をとってこの世界に現れる。現れているのに、数では表せない。それは一体なぜなのか、古代から研究の対象となっていた。

例えば、正方形(立方体)の対角線。

そこに現れているのに、また、いとも簡単に描くことも、立体としても表す事もできるのに、人の扱う数で出ない。それはなぜなのか、について、また、どうにかして出せないかという研究が続いていた。

現れているのに、数では表せないその様子に、古代の人々は、神秘の妙を感じ、その研究を行なっていた。

正八面体

そのような神の数だけでできている立体図形がある。正八面体はその一つだ。

正八面体は、立体図形としてみるとよくわかるように、√で構成されている図形である。

正八面体と立方体

正八面体は、立方体の中の各面の中心点を頂点としている。6つの頂点を結ぶ各辺は、立方体を構成する正方形の対角線の半分と同じ長さとなり、全て√の値になる。そのため整数値では表す事ができない。

また、8つある面は全て同じ大きさの正三角形で構成され、x軸、y軸、z軸のどの軸を中心点として見た場合でも、上下左右ともに同じ形が現れている。

さらに、この正八面体の頂点はそれぞれ、ヴェシカパイシスの交点でもある。そのため、正八面体の頂点は、πと√の融合している座標とも言える。

この正八面体の各頂点はX軸、Y軸、Z軸に交点を持ち、正八面体の重心点は、原点である。

このように、正八面体は、神の数を基礎として現れている事がよくわかる。

調和とバランス

神の数の表れは、全てπから生じる。そして、そのπとπとの関係性によって、新しい関係性が生じ、次の神の数√、そしてΦが展開していく。

それらは全て、神の数としてありながら、性質は異なるのに完璧に調和した位置で現れる。その数同士の関わりは、図形となって表れ、その表れの状態は、完全なる調和とバランスを持つ。その完璧で完全な状態は、神聖幾何学の図形の持つ重要な特徴とも言える。

現れている表せないもの

神の数そのものは、その状態を私たちの扱える数の認知で捉え切る事ができない。しかし、その現れは確かにそこにあり、しかも手の届くところにある。ここが最も重要で、大切なところだ。

その現れたものを、そのまま、その有り様として受け入れる。神聖幾何学を学ぶということの意義と意味はそこにある。このようにして真実を見出し、現れている神の数をそのまま受け入れ、その完全で完璧なる調和とバランスを自分の礎として見出す。

それが神の数を手がかりに、真の原因、原因の原因へと向かう一つの方法である。またそれが、神聖幾何学を学び、描くことの意味である。