図形と世界
図形がどのように世界と関わっているのか、という問いに対し、多くの人は、世界が図形にどのように関わっているのか、ではないか、と思うかもしれない。
実際は、図形がこの世界の礎となっていること、図形となって現れているもの、図形の実体、実在がこの世界の源となっていることを考えると、『図形』から考えを始めるのが、その関係性を正確に理解する、また、求める答えを得る道になる。
始めに言葉があった
これは非常に有名な聖書の一文であるが、ここで使われる『言葉』とはどのようなものかというと”Logos”、つまり、この宇宙のことわり、この宇宙の秩序、この宇宙の法則を指す。これは、原初の現れの動き、その初めの初めを表している。私たちがイメージする『言葉』とは異なり、言語を超えた状態を表している。
この”Logos”を表す図形がある。

この図形に描かれている中央の緑色の円とその上下にある大きい円は、曲線を用いたΦの比率が表れる。この図形に表れる状態は、この世界がバランスと調和の中にあり、それぞれの関わりもまた、バランスと調和の中にあるという有り様を示したものであると言える。
この原初の完全調和の状態が、この図形に”Logos”という名を与えた理由である。それは宇宙の秩序の元であり、この図形に表れるような法則が、宇宙を宇宙として成り立たせている。
はじめにことありき
実はこの図形が表れるもう一つ前の状態がある。
それはひふみ神示に示されている『はじめにことありき』である。
ここでいう、『こと』とは『九十』である。九とは光であり、十とは縦と横の動きの調和である。これを図形にするとこのようになる。

この図形が、『こと』つまり、『九十』である。
水平線、垂直線、そして、45度の対角線、水平線、垂直線からの72度で水平線、垂直線と同じ直線が360度で展開する状態。具体的には、対角線は2本あり、水平垂直合わせて72度の角度で展開する10本の直線。これがまさしく『九十』である。
これは、原初の道であり、光であり、存在の現れの最初の状態である。
これによって、この宇宙は、自分の正確な位置を見出し、自分自身として正確な展開を知る。また、この12本の直線は、この宇宙の原初の原初として、現れたものを示している。
この宇宙のすべての意識レベルを一つの図形で表すことのできるものにも、まさにこの図形は表れる。この図形が表すように、その中心と宇宙の最遠の果てまでに、まさにこの『こと』つまり『九十』の形は表れ、展がっている。
人は、”神の働きの表れ”がやっと知れる、というおふでがあるが、その神の働きの表れの一つが、この『九十』の図形に表れている。
こと、そして、Logosを重ねる
Logosも、ことも、それぞれが別に存在するものではない。これらは、常に中心点を一つにし、その源を同じ元して共有する。
その状態は、次のような図形になる。

描かれていない図形を書き足して完全な状態にした図形
上記の図形は、中心点から上下左右に螺旋状のエネルギーが生じ、それがはてしなく広がっている様子をトレースしている。そしてまた、この図形に表れているように、この宇宙は、完全なる調和とバランスによって全てが存在している事が表されている。
これが真の宇宙の大元の状態の表れである。と、この図形は明らかにしている。
このように図形を学ぶ中で、大切な事がある。
”Logos”にみられるΦは、黄金比として知られるが、多くの場合、まず、Φがあって、黄金比に沿って、世界が作られたと考えがちである。そうではなく、まず、この宇宙の実在がある。それが働いた結果、一側面ではΦの形を生じ、また、その結果の結果が黄金比となって表れているように見えるのである。
この点は、非常に重要である。
この世界では、表れた『結果』しか知る事ができない。その元である真の原因を知ることはこの世界に表れた中からは不可能である。
真の原因を知るために、図形からこの世界の結果を正確に知ることを通じて、真の原因へ開かれた道を見つける。これこそが、神聖幾何学の存在する理由である。