二元
二元の原型として有名な図形があります。その図形には原点が二つあるため、この世界の問題の原型また、象徴として使われてきました。
この世界の基盤とも言える二元の考え方、捉え方は、光と闇、善と悪などによって表現され、それは対立するものとして常に現れているように見えます。
また、その図によって象徴されるように、どちらも、それぞれの中心点にたてば、自分の位置が正しく、中心点の異なる側に問題があるように見える、そのような構造になっています。
神聖幾何学の手法で解決する
中心点を二つ持つがゆえに混乱しているその状態を、前回の記事で解説したように、現れていない欠落した部分を回復させることによって、解決を試みてみます。
最初に上下だけでなく、左右も同じ図形となるような図形を検証します。今回は、互いに90度回転したものを一つの図形となるように合わせました。
結果、以下のような新しい関係性を持つ状態が現れます。

図中の図形に関する補足の解説です。
上記の図の上部にある左右の図形は、中心点を二つ持つ図形です。初めの円から水平方向で展開し始めたか、垂直方向で展開し始めたか、という違いがある以外は、同じパターンで展開した図形です。
それぞれさらに展開すると、一見フラワーオブライフのように見えます。が、中心点が二つあるため、この宇宙の中心と一致する事ができず、混乱し、現在の地上ような二元による混迷を極めた状態を産んでいるその象徴だと言われています。
また、この図中上部にある左右の図形は、2進法の関係と非常に関連がある展開をしています。初めは、一つの円から生じますが、1、2、4、8、16というようにして円の数が展開をするため、まさに現在のコンピューターで使用されているシステムの原型がこの図形に現れているといえます。
本当にそうなのか、実際に描いてみるとよくわかりますので、ぜひ一度描いてみてください。
上下だけでなく左右も同じ形にする
もう一度、先ほどの図をみて下さい。
図中の下中央に左右の図形を重ねて作図した図形があります。
この図形は、図の上に描かれている左右の図形とは異なり、上下だけでなく左右も同じ形状になっています。
また、この図形の中には、形としては何も現れていないが左右どちらの図形にもある中心点を合わせ、その中心点を水平線、垂直線の交点に重なるように描いています。すると、これまで見えなかった中心点が現れます。

これが、非常に重要です。
神聖幾何学の特徴として、『水平線、垂直線に対して常に同じ形である』、ということがこの図形には確かに現れており、その結果、間違いなくこの図形の状態は、中心点が二つある二元の状態から、真の中心点を一つ持つ本来の状態へと変化したものになったと言えます。
それが本当にそうなのか
上記で書き加えられた新しい図形は本当に、この宇宙全体と調和の関係にあるのかどうか、検証してみます。
その方法として、陰陽三元の図から展開した図形を使用します。その図形と整合性がある図形なら、それは全体と調和している、という証となります。
ではさっそく、検証してみます。
以下の図形を見ると、確かにこの図形は、二元の状態を調和の状態へと移行した図形になっている事がわかります。

この図形にある小さな青い点の位置に注目して下さい。
図中にある青い点は、濃い桃色と桃色で描かれている二つの六芒星の交点上にあります。つまり、先ほどの図形の交点もそこにある事がわかります。
このそれぞれの六芒星は、二元として中心点を二つ持つ図形と同じ大きさの円を、用いて作図したシードオブライフから展開し、描いたものです。そのため、その関係性には、上記の図に示されるように、確かに生合成と調和がある事がわかります。
合わないものを合わせる
このようにして、二元の元としてあらゆる不調和を生むという図形もまた、上下だけでなく、現れていなかった左右も書き加えることによって、この図形にないとされていた真の中心点が現れ、結果、全体の調和へと導かれます。
そして、この図形は、決して合わないとされていたフラワーオブライフの図形とも別の形で図形を展開する中で可能になる、ということから、これまで不可能とされてきた問題の解決は、本来あるべきものを書き加えることによって解決できる一例であると考えます。
合わないものは、このようにして合わせることが可能です。このようなところが神聖幾何学の本当に素晴らしい、興味深いところだと私は思っています。
