聖霊による思考の取り替え<上級編>
中級の状態を繰り返し体験する中で、さらに聖霊への信頼と、自分の実在についての確信が育ちます。
そして、この状態を越えたあたりから、次の段階が始まります。
私たちの中にある、様々な思考の連鎖を生み出す大元のこころを探し出し、それを取り替えてくれるよう聖霊に依頼するという段階です。
この段階では、これまでたくさん行ってきた聖霊に取り替えを依頼する経験を活かし、思考の連想の構造を使って、そのもととなっているこころを奥へと辿っていきます。
再びこころの中で展開する思考や感覚の構造図を確認する

それは、この構造図にあるように1から関連した思考の大元の4にある思考の取り替えを聖霊に依頼するということです。
この段階で、重要なポイントがあります。
それは、4にある大元の思考に辿り着くということです。途中で諦めず、大元に辿り着くまで、思考を降りていくということが重要です。
この作業には、これまで思考が膨大に広がっていった方法を使います。つまり、思考が使う『思考の連鎖』を使って、大元の思考まで深層意識を降りていく、ということです。そのために、思考の大元を探す場合、思考の連想は非常に高速で行われているため、瞬間に浮かんだものを拾い出す、ということがとても大切です。この段階で扱う連想は、複雑に絡んでいる状態の元となる思考であるため、今対象としている思考、感覚、感情、これらのこころを肯定するものは、これに直接繋がっていない思考と複数リンクしている場合があります。
そのため、これらの直接下位の連想へ繋がっていない関連した複数リンクを堂々めぐりすることになって、いわゆる『思考のループ』に陥ることがあります。つまり、堂々巡りする思考によって、大元の思考へアクセスができない状態になる、という状態です。
この状態を回避するためには、常に思考から起こる連想で一番最初に出てきたものを捉まえるという方法で回避する必要があります。この最初に出てくる思考は、非常に高速で消えて、次の関連する思考へと次々に移っていくため、自分が今何を思ったのか、について正確に観察する力が必要になります。
また、この連想を辿っていく中では、言語化できない状態のこころが現れることもあります。
例えば、『こんな感じのもの』であったり、『こんな感覚のするもの』、『こんな色のなにか』、『こんな匂いのなにか』などのものも、観察した中で出てくることがあります。その場合、そのまま自分が感じたり、これだと思ったそのままを聖霊に取り替えてくれるよう依頼してください。聖霊は、そのような言語化できないものであっても、全く問題なく取り替えを行なってくれます。
これを一つづつ確実に行うことで、連想の枝を辿って大元のこころへと降りていくことができます。
この連想の枝を降りていく段階で、これ以上奥はないだろうと思うところが出てきます。
これが最後の壁と言えるもので、最大の難関でもあります。構造図の4の上に引かれている線がそれにあたります。
この『これ以上ない』と思う思考の連想の奥に、大樹のように育った連想の根元、断片化した思考の大元のこころがあります。
この大元のこころは、思考の連想によって自分が信じているものが真実だと思っていたい心によって、また最も恐れているものがそこにあると信じる心によって、非常に強固に守られているため、なかなか通常その思考や感覚、感情、記憶に出会うことはありません。
ですが、この大元のこころを見つけ出し、聖霊に取り替えを依頼することで、その上位に位置している連想全ての思考、感覚、感情、記憶が聖霊によって瞬時に適切なものに取り替えられ、それまであった全ての断片化した思考は消滅します。
思考の連想が根本に持つ大元のこころは、こころを静かにしてもよく観察しても、なかなかここが現れないことが多くあります。それでもあきらめずに、もうこれ以上ない、と思うその奥にある連想の大元のこころを見つけ出して下さい。
それまで暗くてよく見えなかった何かがはっきりとして、その奥に現れたものが一瞬見えた時、『あ、これだ!』とこころが納得する、そうだこれだこれだと、ずっと気づかなかったが、間違いなくこれを自分はずっと思っていたんだと、必ず分かります。
そして、本当に大元のこころと出会った後には、見つけたと同時に独特の感覚が現れます。
この全部で納得する『あ、これだ!』の感覚は、仕上げ直前で止まっていたパズルの最後のピースが見つかって、ピッタリハマって完成した時のような、すっきりした感じと、間違いなくこれだという確信の感じがブレンドされたような、表現が難しい独特の感じがします。
このように感じる思考の大元を見つけたら、見つけたそのままを聖霊に取り替えてくれるよう依頼して下さい。
そして、これまで、どうしても消えなかったこころの困っていたものがその瞬間に消滅することを体験して下さい。
この大元を見つけることが1回でもできたなら、また、別の様々に分岐した大元も見つけることができるようになります。見つけ方は、同じプロセスを通して、その体感感覚と同じ状態になった時に、『あ、これだ!』となるということで、1回目よりさらにわかりやすくなります。
具体的なやり方
それでは以下に、思考の大元を探すやり方を実際に行った場合の例をご紹介します。

このように思考を降りていくプロセスをここでは『思考の深堀り』と名付けています。
これは思考の連鎖を利用して、その大元を探すための手法です。
思考の深堀り中で色分けされているそれぞれの思考は、下記の構造図の階層と対応しています。

具体例に示されているものは、こころの思考を辿って出てきたものを順番に書いています。この連想は、それぞれその人によって異なります。そのため、自分の内部にある大元の思考を知るためには、自分自身で、このチャートを作る必要があります。
また、思考の深堀りの具体例に出てくる14の思考について、それぞれがどの階層にある思考か、わかりやすいようにそれぞれ色分けをしています。
例えば、上にある3つの思考
- 片付けるのが面倒だ
- 片付けることに抵抗がある
- この作業に終了がない
これらは明るい水色で色が塗られているので、1の意識で認識される感情の領域にある思考であるということがわかります。
またさらに、この3つ以下の思考についても、それぞれの思考が色によって、どの階層にあるかがわかるようになっています。
繰り返しになりますが、思考の大元を探す場合、思考の連想は非常に高速で行われているため、瞬間に浮かんだものを拾い出す、ということがとても大切です。
これは何度も繰り返し練習することで、コツが掴めるようになります。ここでも、諦めずに、継続することで楽にできるようになります。
このように、大きく分けて3段階の聖霊の取り替えのプロセスを通して、聖霊による思考の取り替えを体験し、その体験を”経験”として重ねることで、確実にこころの健全な状態は実現します。
聖霊による思考の取り替えによって、こころの平安は実際のものとなり、これまでの悩み不安になっていたこころは、次第に本来の状態を取り戻していきます。
