聖霊による思考の取り替え 8

こころの中で展開する思考や感覚の構造図

この大元のこころは、複雑な思考の連鎖の奥の奥にあるため、それを見つけ出すには少し訓練が必要です。

ですが、自分の中にあるものなので、この大元のこころを探す練習を行うと必ずそれだと分かるようになります。

聖霊による取り替えを依頼する練習方法<中級編>

まず初めは、最初にご説明したようなちょっとしたこころのつまづきのような、連鎖の繋がりが浅いものから取り組みました。この体験を積み重ねていくことで次の段階へ自然と進みます。

その理由として、聖霊による思考の取り替えが実際に自分に起こる、つまり自分の思考や感覚、感情、記憶の状態が変わって、取り替えを依頼してすぐに心が穏やかになる状態を実際に体験することになるからです。

初級から中級へのプロセス

聖霊に対して取り替えを依頼すると、確かにそれまでに感じていた感覚や感情、それらの思考が消えていく、忘れていくなど、ただ単にそういう状態だ、そういう出来事が起こっただけだと感じるようになります。そこに付随する思考、感覚、感情などはなくなります。

そして、また繰り返しになりますが、これらのことが自分のこころに本当に起こること、実際にそのようなことが体験、体感としてある、ということが、聖霊に対して、また、こころの本質である全体に対しての信頼に繋がります。その結果、自分の心は本当にそのような存在と確かに繋がっているのだと確信できるようになります。

ですので、この最初のちょっとしたこころのつまづきの段階の練習を十分に取って、この体験、経験を重ねることが重要です

この体験が積み重なっていくうちに、少しづつ複雑になっている思考や感覚、感情、記憶の連鎖に気づくようになります。

この確信を通じて、こころの平安とはこころの自然な状態であり、それ以外の状態は真実以外を真実だと思う、何らかの訂正が必要な断片化したこころによって引き起こされているのだと分かるようになります。

この学習過程によって、こころは自然に全体へと向かうようになり、こころの訂正がスムーズになります。そして何か気になることがあったとしても、それは訂正を必要とするこころがはっきり現れたという以外の何ものでもないと分かるようになります。

この状態になった時、それまでにあったこころの中の怖れ、不安などの状態がずいぶんと少なくなっていることに気づきます。何かあればそれに適切に対処できる状態にあるとこころが分かっているので、やり始める前に比べて、ずっと安心して過ごすことができるようになります。

中級に入ったとわかる状態

この段階から、さらに進んでいくと、断片となっている思考によって支えられているこころの反動が出てきます。

何も起こっていないのに急に怒りや悲しみの状態、不安や焦燥感などが出てくることなどがそうです。

それは、様々な断片化した思考、連想を真実だと確信しているこころが、その土台となっている多くの部分が一気に消滅していることを感知し、動揺するために起こります。

そのため、それまでの安心の状態から、一気に不安や怖れの感覚や感情、それを想起させる思考、それを真実だと裏付けると信じる記憶が、色々なことをきっかけに、こころに溢れてくることがあります。

そのような状態となった時、これまでの聖霊による思考の取り替えを行なってきた体験によって、いっとき動揺することがあったとしても、大丈夫だとわかるようになっています。この何を感じていても『大丈夫だ』とわかっている状態が非常に重要です

そして。

それらは、これまでと同様に、聖霊に対して取り替えを依頼することで、消えていきます。

ただ、この段階に出てくる訂正を必要とするこころの一群は、これまで扱ってきたこころの部分よりさらに認識されにくい深い部分にあるこころが原因になっており、さらに断片化した思考の特徴としての分岐、分裂した思考によって、なぜそのように感じるようになったのか全く理解できない場合が多くあります。また複雑に絡まり合っている思考の連鎖によって強化されているため、なかなか適切に聖霊に取り替えを依頼することが難しい、手強いこころだと感じることもあります。

こころの中で展開する思考や感覚の構造図から考察する

なので、この段階に入ったら、まず、慌てずに、落ち着いてこころを観察することから始めます。

上記の図にあるように、今生じているこころはどの段階にあるのか、観察していきます。

そして、これまでと同様に、断片化した思考を見つけ、訂正を必要とする思考に対して、繰り返し、聖霊に取り替えを頼むことが重要です。繰り返し取り替えを依頼するうちに、これらのこころが何を根拠として、また、拠り所としているのかがわかるようになります。

そして、見えてきたものをそのまま聖霊に取り替えてくれるよう依頼し、それを繰り返します。

この段階で重要なのは、決してあきらめず、聖霊を頼り切ることです。

聖霊はこの世界の制約も、時間、空間にも一切の制限から自由であり、非常にシンプルな真実に基づいて全てを把握しています。今ここでどのようなことが起こっているのか、これまでも、この先も、また全てを分かった状態で、私たちが依頼したことの全てを完璧に遂行できる聖霊にとって、不可能なことは一つもありません

私たちはこの聖霊に対し、全幅の信頼をもって依頼をし続けることで、確実にこの壁の向こうへと進むことができます

そして、この壁を越えていくプロセスで、聖霊は本当に信頼のできる存在であると、さらに確信できるようになります。