聖霊による思考の取り替え 1

1、思考という習慣

私たちには、思考という習慣があります。

この習慣は、日常様々な形で使われ、思考を元に認識が作られます。この思考という習慣により私たちは、体験する様々な出来事、心の様子、状態を判断し、そこから選択、行動することを行なっています。

また思考は、これまでの自分自身の経験、体験から形作られたものでもあるため、自分の持っている思考に対して、疑問を持ったり、再検討したりすることはほぼありません

このような経緯で作られた思考は、常に自分にとって正当なものであり、『常に”正しい”ものである』ということが認識の上で暗黙のうちに承認されています。この認識のもと、思考はその状態を保持したまま、新しい体験や経験を取り込み、拡大し、成長を続けていきます。

そして、もう一つの特徴として、思考の状態は一定ではなく次々に変化し、『連想』という形態をとって様々に心の中で分岐していきます。

この思考が持つ連想の形態は、心の深層の中でもおおよそかなり深い部分を発端として天文学的に分岐していることが多くあります。そのため、私たちが思考として認識できるのは最表層の思考、つまり顕在意識に現れ、意識として認識できた思考のみになります。

それ以外は、思考の元から高速で連想が起こっているため私たちの意識には上りません。

そして、これらの思考、またその思考から派生した感覚や感情の元となるものを心が感知した場合、こころはこの思考の連鎖の往復を繰り返します。この思考の往復によって、思考は複数のレベルで分岐しつつ、こころの連鎖を発展させ強化し、定着させていきます。

そして、自分の中で、何か特徴的な反応を起こすような出来事が起こったり、感覚、感情を生起させるような場合にはこのような心の反応が自動的に生じます。

それでは、この『思考』に対し、どのように関わっていくか、聖霊の取り替えはどのように働くのかを順を追って解説します。